秀慈会 介護部よりⅦ
「逆境」
あなたはこの言葉をどのように捉えますか。もしこの言葉を私が誰かに聞かれたのなら、私はこのように答えると思います。
チャンス。と
一つ質問をします。あなたならどちらを選びますか。
靴売りのセールスマン二人が、発展していない都市に新しい靴を売りに行きました。しかしその都市の人間は一人も靴を履いていませんでした。
一人のセールスマンが言いました。
絶対靴は売れる。だって誰も靴を履いていないから。
もう一人のセールスマンは言いました。
絶対靴は売れない。だって誰も靴を履いていないから。
この二人に置かれた環境は同じです。しかし捉え方でこのように差が出来ます。
靴を持って帰るか、それともその都市に靴を広めるか。あなたはどうしますか。
逆境とは自身に起こった災難だと捉える方が多くいます。しかしもっと奥に隠れている現象を捉えてみてほしいです。逆境を乗り越えた時、人は変わるのです。自分に置かれた環境を自分で切り開き乗り切ることで、その先に見えてくるのが成長です。勉学で出来る成長と、逆境を乗り越えての成長は種類が違います。この靴売りのセールスマンも、都市に靴を広めることが出来たのであれば、成長と共に成功を得ることが出来ます。
冒頭で言いましたが、逆境とは自身に訪れたチャンスかもしれません。その境遇を乗り切った時に、何かが変わっている事でしょう。人間関係や自身の成長、もしくは大成功をしているかもしれません。
不満は口に出すと、周りも不満になります。それは不満を口にした人に対しての不満です。逆境をどう捉えるか。その捉え方で、明日のあなたが変わっていきます。